冬の間、植物はお休みモードに入ります。
この時期に観葉植物を枯らさないためのお手入れのポイントについてです。
植物は春から夏にかけてぐんぐんと成長します。
この時期に葉は光合成をし、根はどんどん伸びて水を吸い、冬に向けて栄養を蓄えます。
冬になってくると植物は休眠状態に入り、春夏に比べると成長がだいぶゆっくりになってきます。
植物は葉から水分を蒸発(蒸散といいます)させることで、無くなった分の水分を根から吸うことができます。
ですので、気温が下がって葉から水分が蒸発しなくなるこの時期に夏と同じような調子で水やりをしても、植物は根から水を吸い上げることができません。
それでもどんどん水をあげてしまうと、根が吸い上げる能力を超えた水がどんどん溜まってきてしまい、根は腐り、やがて植物は枯れてしまいます。
冬場に植物が枯れる最大の原因は水のやりすぎ。
まず年間を通してどの時期でも、水やりは「何日おき」と決めず、表面の土を触って乾いていることを確認してから水をあげるようにします。
そして水をあげるときは、鉢底から水が流れ落ちるまでしっかりとあげ、鉢底のお皿にたまった水は捨てるようにします。
さらに冬は、表面の土が乾いていることを確認してからしばらく(大体2~3日)は水をあげず、そのまま様子を見ます。
葉の状態を見て、ほんの少し元気がなくなってきたかな、と思うくらいのタイミングで水やりをするようにします。
もうひとつのポイントは「葉水」です。
葉水とは、葉に霧吹きで水をかけてあげることです。
空気が乾いてカラカラになっているので葉に霧吹きでたっぷり葉水をしてあげます。
植物の状態にもよりますが、冬場はできれば毎日葉水をするようにしています。(ただし多肉植物は水分を蓄える能力が高く乾燥が好きなため、水やリも葉水も少なめです)
水やりは最小限、葉水は頻繁に。
冬の植物のお手入れのポイントです。